ukali kama wembe ulionolewa

ukali kama wembe

ukali kama wembe ulionolewa

 研がれたカミソリの刃ように鋭い ということで、非常に鋭い鋭利な様子を指します。

例文;
Nilinunua kisu kikali kama wembe ulionolewa.
私は鋭利な包丁を買った。

私たちは鋭いものっていったら何を思い浮かべるかしら。
カミソリというよりは包丁とかナイフっていうんじゃないでしょうか。

そうそう、うちのお手伝いさん、カミソリで爪を切るので怖かったです。

私は小さかった頃、ままごと遊びをするのに家から包丁を持ち出して祖母から叱られました。
ところが、叱られたのはいつも祖母が使う包丁だからだと思い、普段使わない出刃包丁をまた持ち出しました。
それでミカンの皮を二枚に下ろそうとして指を切って…

それから刃物が怖くって、いまだに料理も苦手です。

 

2013年1月10日 | カテゴリー : 比喩表現 | 投稿者 : nyamburra

wazi kama pango

wazi kama pango

wazi kama pango
 
洞穴のように開いている という意味から、開けっ放し開ききった様を表します。
 
例文;
Juma alipozungumza jinywa lake lilikuwa wazi kama pango.
Jumaが話したとき、口が大きく開いていた。
 
これは、口を大きく開けて、それこそ喉の奥まで見えそうな感じで話していた、というような意味です。
 
日本でもこういう話し方は行儀が悪いとされますが、東アフリカでも厭がられます。

 

2013年1月6日 | カテゴリー : 比喩表現 | 投稿者 : nyamburra

ona kama matapishi

ona kama matapishi

ona kama matapishi

直は 嘔吐物のように見る ということで、蔑む、軽んじる、バカにするというような意味になります。

例文;
Musa hawajali wazazi wake, anawaona kama matapishi.
Musaは親を大事にしない、バカにしている。

親や年長者を大事にするはずのアフリカの社会もだいぶ変わってきています。
何年か前、ケニャのTVで独居老人の話題が取り上げられているのを見たときはショックでした。

自分自身が小さいときから祖母と同居だったし、母親の里でも祖母は叔父夫婦と住んでいましたから、年寄りは子どもや孫と住むのが当たり前という感じで、日本のその状態が失われつつあっても、アフリカでは、それこそ未来永劫に続くものと思っていましたから。

年長者を敬えない社会って、先が見えていますよね。

 

2012年12月30日 | カテゴリー : 比喩表現 | 投稿者 : nyamburra

sema maneno mengi kama …

sema maneno

sema maneno mengi kama chiriku/kasuku

フィンチ(アトリ科の鳥)/オウムのようにたくさん話す ということで、お喋りだ、口数が多い という意味になります。

例文;
Fatuma husema maneno mengi kama chiriku/kasuku.
Fatumaはいつもよく喋る。

chirikuというのはフィンチの類の鳥のことですが、この名詞そのもので おしゃべりな人 という意味合いもあります。

日本語だと、おしゃべりは “雀のお松” ですよね。

sema maneno

身近な小鳥が喩えに使われるのは解るのですが、sema maneno mengi kama cherehani ミシンのように っていうのもあるんです。

いつ頃成立した表現なんでしょうねぇ。
電動式のものならともかく、足踏み式、あるいはそれ以前の手回し式のものでも”おしゃべり”だったのかしら。
その当時の、その当時なりの生活ペースから比べるとやはり忙しくうるさく聞こえたのでしょうねぇ。

私、耳が悪いせいか声が大きいんです。それも、発声練習をしていたこともあってよく通る。
そのよく通る大きな声でよく喋るからほとんど debe ブリキ缶です。

 

2012年12月26日 | カテゴリー : 比喩表現 | 投稿者 : nyamburra

mnyama kasoro mkia

mnyama kasoro mkia

mnyama kasoro mkia

直は しっぽのない動物 ということで、動物のような行動をする人、つまり残酷で人情味のない行動をする人を意味します。 短くいうと、鬼畜というところですね。

例文;
Yule mtu ni mnyama kasoro mkia.
あの人は鬼畜だよ。

最近、そんな風に思わせる事件が多いですよねぇ。
高齢者を大切にしていたはずのアフリカでも、独居老人が増えて、子ども世代の行動を嘆く声が聞かれます。
でも、困った行動を動物並みというのもねぇ。

ライオンやヒョウは、仲間同士で;
   あいつはこのごろどうなってしまったんだい。   
   まるで人間みたいに凶暴だって、親御さんも嘆いているよ。
   ( ̄(エ) ̄)ゞ クマッタナー
なんて話すのかしら?

 

2012年12月23日 | カテゴリー : 比喩表現 | 投稿者 : nyamburra

pendana kama chanda na pete

pendana kama

pendana kama chanda na pete

指と指輪のように愛し合う ということで 非常に仲が良いとても愛し合っている という意味です。

例文;
Bahati na Baraka wanapendana kama chanda na pete.
BahatiとBarakaはとても仲が良い/愛し合っている。

pendana kama ulimi na mate 舌と唾のように
pendana kama uta na upote 弓と弓弦のように   というのもあって、同じ意味で用います。

こういう喩え方も、お国柄というのか、各言語ごとにいろんな差があるでしょうから、まとめてみたら面白いでしょうねぇ。

 

2012年12月19日 | カテゴリー : 比喩表現 | 投稿者 : nyamburra

zito kama nanga

zito kama nanga

zito kama nanga

直の意味は 錨のように重い とういうことで、慣用句の意味としては とても重い、非常に重い ということになります。

例文;
Sanduku hili ni zito kama nanga.
このスーツケースはものすごく重い。

同じ意味で zito kama jiwe 石のように重い というのもあります。

確かに錨も石も重いです。┗(-_-;)┛オ・・オモイ…

nanga という単語は日常会話にそうそう出てくるものではないですから、jiwe で覚えておく方が良いかもしれませんね。

でも、ボキャを増やすのも大事なので nanga の方を挙げてみました。

 

2012年12月15日 | カテゴリー : 比喩表現 | 投稿者 : nyamburra

ishi pekee kama zimwi

ishi pekee kama zimwi

ishi pekee kama zimwi
 
意味は まるでお化けのように独りで住む ということです。
 
例文;
Baada ya kukosana na familia, anaishi peke yake kama zimwi.
家族と行き違いがあったあと、彼は独りぽっちで住んでいる。
 
大家族が当たり前の社会では、1人住まいというのは異常なんでしょうねぇ。
 
ダルにいた頃、夫の友人たちで未婚の人でも、本当に独りで住んでいるという人は稀でした。
兄弟姉妹やいとこ同士あるいは友人とシェアして住んでいたり、田舎の親戚の子を預かって学校に行かせたりして、誰かと住んでいました。

 

2012年12月11日 | カテゴリー : 比喩表現 | 投稿者 : nyamburra

hangaika kama kuku …

hangaika kama kuku

hangaika kama kuku anayetaka kutaga mayai

心配する あるいは 落ち着かなく動く というような意味です。

例文;
Yule mtoto alipopotea, mamake alihangaika kama kuku anayetaka kutaga  mayai.
あの子が迷子になったとき、母親はとても心配した。

ニワトリは卵を産むとき、産み場所を探して、ウロウロとせかせかとその辺を行ったり来たりします。
そういう様に喩えて、心配して、右往左往して落ち着かない様子を表します。

その他に、忙しくする という意味もあります。

 

2012年12月7日 | カテゴリー : 比喩表現 | 投稿者 : nyamburra

ganda kama pande la barafu

ganda kama pande la barafu

ganda kama pande la barafu

直の意味は 氷のかたまりのように凍りつく。
唖然とする驚いてものも言えなくなる という意味です。

例文;
Alipojua ukweli, mwili wote ulimganda kama pande la barafu.
真実を知ったとき、彼は唖然とした。

泥棒にあったときって、声、出ませんよね。
まるで自分が悪いことしたみたいにすくんでしまって。

ダルのカリアコーで、車の中においたバッグを盗られたときも、夫は mwizi! 泥棒!と叫んで追いかけましたが、私は固まりました。

百貨店に勤務していたとき、接客していた相手に、目の前で10万円ほどの指輪を盗られ、そのときも足がガクガク。頭ン中は真っ白でした。

危機対応能力が低いのかなぁ。

 

2012年12月3日 | カテゴリー : 比喩表現 | 投稿者 : nyamburra