Pole!
間投詞としては;
相手が受けた災難や不幸などに対して、同情や慰めを表したり、病気や服喪中のひとにお見舞いやお悔やみの気持ちを表します。
例文;
Poleni kwa msiba wiki jana.
先週のご不幸(身内等の死亡)にお悔やみ申します。
病気の場合は、お見舞いの言葉を受ける人は単数になりますが、人が亡くなった場合は、身内親戚一同がお見舞いを受けることになるからか、その場にいるのは1人でも、 Poleni と 複数相手の表現が使われます。
覚えて使うとスワヒリ語上級者(?)に見える
ちょっと便利なフレーズをご紹介していきます。
mto
1. 川、河
2. 枕、クッション
例文;
Mto huu haupitiki kwa sababu ya maji mengi.
この川は、水が多くて渡れない
Mama alinishonea foronya ya mto.
お母さんは私に枕カバーを縫ってくれた
寝るときの枕とソファなどに置くクッションは、同じ mto で表されます。
枕は、他人様のお家のものを見る機会は少ないですが、クッションは、お邪魔したときなどに目にします。
刺繍したものや、かぎ針編み、パッチワーク、あるいはただの袋
でも、みなさん家の中を飾るのは好きなようで、テーブルクロスやソファーカバーなど、自分で作ったり買ったりして、楽しんでいます。
刺繍のものは中国製が多いですね。ケニャ製のものは、観光客用で、逆に高かったりします。 中国製だと、結構凝った刺繍(でもミシン刺繍)のものでも、安値で手に入ります。
かぎ針あみのものは、近所の人のを請け負って編んでいるという人もいるようで、私がするレース編みの柄は、そういう人にも人気でした。
日本のように手軽にレシピ本が売っていない、あるいは輸入本で非常に高価と言うこともあって、たいていは真似て編む、という感じでした。
leo; sasa
leo は 今日 を意味します。
sasa は 今 を指します。
例文;
Leo sikuenda shuleni kwa sababu ya homa.
今日は熱のせいで学校へ行きませんでした。
Baba atarudi sasa hivi.
父はすぐに(今すぐにも)戻ってきます。
上の例文で sasa hivi たった今 というのがでていますが、 今日を強調した言い方で leo hii hii というのもあります。
日本語にするとなんていえばいいか、、、。
なかなかこれだけを「たった今」のように言い表せませんが、、、。
例えば、もっと以前に来るはずだったのに、やっとこさ今日来た。あるいは、(昨日以前ではなく)今日着いたんだ。そんな場合だと Amekuja leo hii hii.
日本語でこの”今日”を強調した言い方って思いつかないのですが 意味は判って頂けますよね。 (^^ゞ
fuata kama simba anayenyemelea windo lake
獲物を狙うライオンのように後を追う ということで、こっそりと後を追う という意味です。
例文;
Mwizi alimfuata polepole kama simba anayenyemelea windo lake.
泥棒はこっそりと彼の後を追ってきた。
ここの polepole は ゆっくり というよりは、大人しく静かに みたいな感じですね。
日本もひったくり被害が多いようですが、東アフリカも、やっぱり多いです。
泥棒にあったときは、諦めて、抵抗せずに金品を渡してしまうのが得策です。
何年か前にナイロビで、泥棒に携帯電話を取られたある資産家が、携帯電話が惜しいわけではなく、その中のアドレスなどのデータが欲しくって泥棒の後を追って、結局殺されたというような事件もありました。
怪しげな人につけられている気配を感じたら、お店に入ってしまいましょう!
kusanya; okota
kusanya は、人や物を 集める。
okota は、拾う、拾い上げる。
例文;
Nilikusanya nguo zangu nikazipeleka kwa dobi.
私は服を集めて洗濯屋へ持って行った。
Niliokota noti ya shilingi mia moja barabarani.
私は道で100シル札を拾った。
床に散らかった服を集める場合は kusanya で、落ちていたものを拾い上げるのは okota ですね。
ホームレスの子どもなんかが沢山いて、ごみを拾ったりしているのですが、そういうのは anakushanya とも言えるし anaokotaokota とも言えます。
enye bidii kama mchwa
意味は、シロアリのように働き者。
これと全く同じ意味で siafu アリバージョンもあります。
アリとキリギリスのお話にもあるように、”アリは働き者” として喩えるのは納得できるんですが、mchwa ってねぇ。
例文;
Wajapani ni wenye bidii kama mchwa.
日本人は(シロアリのように)働き者です。
シロアリは、実はアリの仲間ではなく、ゴキブリと近いそうです。
アフリカに旅行なさった方は、大きなシロアリ塚をご覧になったことがおありと思います。
また、うち捨てられたものにマングースなどが巣くっているのをご覧になったことも。
雨期の頃に、羽化したシロアリをご覧になった方もいらっしゃるでしょうねぇ。
街灯や、家の周りの明かりなどにつられてたくさん飛んできます。家の中にも入ってくるので大変です。
地面に落ちるとまもなく羽がとれて這い回るのですが、本当に迷惑な虫です。
このハネアリで、とくに kumbikumbi と呼ばれる大型のものは、地域によっては貴重なタンパク源にもなっているようです。
moja kwa moja
真っ直ぐに、ストレートに という意味です。
例文;
Walipotoka shuleni walirudi moja kwa moja hadi nyumbani.
彼らは学校を出て、家まで真っ直ぐに戻った。
スワヒリ語を勉強しはじめた頃、教えてくれる人もなく、幾冊か手に入れた本はそれぞれに違うことが書いてあるし、、、。 それでもこつこつ勉強していました。
そんなある日、届いた手紙に書いてあったのが moja kwa moja。
一つ kwa 一つだから 「一つずつ」かなと思ったのですが、でも前後と意味がつながらないし、、、。
moja moja が 一つずつで、moja kwa moja が 真っ直ぐ とわかったのは、その次ケニャへいった時でした。
最近は慣用句の辞書なども出ていますが、当時はなかったので、慣用句には苦労させられました。