fuata kama simba anayenyemelea windo lake

fuata kama simba

fuata kama simba anayenyemelea windo lake

獲物を狙うライオンのように後を追う ということで、こっそりと後を追う という意味です。

例文;
Mwizi alimfuata polepole kama simba anayenyemelea windo lake.
泥棒はこっそりと彼の後を追ってきた。

ここの polepoleゆっくり というよりは、大人しく静かに みたいな感じですね。

日本もひったくり被害が多いようですが、東アフリカも、やっぱり多いです。
泥棒にあったときは、諦めて、抵抗せずに金品を渡してしまうのが得策です。

 何年か前にナイロビで、泥棒に携帯電話を取られたある資産家が、携帯電話が惜しいわけではなく、その中のアドレスなどのデータが欲しくって泥棒の後を追って、結局殺されたというような事件もありました。

怪しげな人につけられている気配を感じたら、お店に入ってしまいましょう!

 

2012年11月28日 | カテゴリー : 比喩表現 | 投稿者 : nyamburra

enye bidii kama mchwa

enye bidii kama mchwa

enye bidii kama mchwa

意味は、シロアリのように働き者

これと全く同じ意味で siafu アリバージョンもあります。

アリとキリギリスのお話にもあるように、”アリは働き者” として喩えるのは納得できるんですが、mchwa ってねぇ。

例文;
Wajapani ni wenye bidii kama mchwa.
日本人は(シロアリのように)働き者です。

シロアリは、実はアリの仲間ではなく、ゴキブリと近いそうです。

アリ塚

アフリカに旅行なさった方は、大きなシロアリ塚をご覧になったことがおありと思います。
また、うち捨てられたものにマングースなどが巣くっているのをご覧になったことも。

雨期の頃に、羽化したシロアリをご覧になった方もいらっしゃるでしょうねぇ。
街灯や、家の周りの明かりなどにつられてたくさん飛んできます。家の中にも入ってくるので大変です。
地面に落ちるとまもなく羽がとれて這い回るのですが、本当に迷惑な虫です。

このハネアリで、とくに kumbikumbi と呼ばれる大型のものは、地域によっては貴重なタンパク源にもなっているようです。

 

2012年11月24日 | カテゴリー : 比喩表現 | 投稿者 : nyamburra

jua jambo vizuri kama jina lako

jua jambo vizuri

jua jambo vizuri kama jina lako

直の意味は ある事柄を、あなたの名前のごとくよく知っている ということで、慣用句としての意味は 詳しく知っている/判っている というような意味です。

例文;
Jambo hili anajua vizuri kama jina lake.
このことは、彼はとてもよく知っている。

 同じような意味のことを日本語では “自分の家の庭” にたとえますよね。

 

2012年11月19日 | カテゴリー : 比喩表現 | 投稿者 : nyamburra

ekundu kama damu

ekundu kama damu
 
血のように赤い ということで 真っ赤 という喩えです。
 
例文;
Sweta yake ni nyekundu kama damu.
彼女のセーターは血のように真っ赤だ。

 同じ意味の喩えで使われるものに paipai パパイアpilipili トウガラシ があります。
 
paipaiの実の色は、黄色っぽいのと、濃いオレンジのがありますが、私たちは「赤」とはいいませんよねぇ。
まぁ、色の薄い方のに比べれば、オレンジの方は “赤玉” かもしれませんが。
 
味は、赤い方が断然甘い。でも、外からでは区別がつかないと、ダルのパイパイ売りのおじさんに言われました。
 
私は信じていません。 絶対解っているはず。
 
だって、私が買いに行くといつも熟れてないのを売りつけられていたんですもの。

 

2012年11月15日 | カテゴリー : 比喩表現 | 投稿者 : nyamburra

bubujika kama chemchemi

bubujika kama chemchemi

bubujika kama chemchemi
 
泉/噴水のように溢れ出る
 
これは分かりやすい喩えですねぇ。
 
例文;
Mfereji ukipasuka, maji hububujika kama chemchemi.
水道管が破裂したら、噴水みたいにお水が噴き出す。
 
断水や停電がよく起こります。
電気はまだしも、お水のないのは辛いですねぇ。
 
断水すると、井戸のあるおうちに貰い水に行きます。
そんなときに人にお水をあげるのを拒むと、後々大変ですから、いやがらずにくれるわけです。
 

ある時、丸4日間の断水というのがありました。
うちのお手伝いさんも、バケツを頭に乗せて、遠くまでお水を 「買いに」 行きました。
私は、お水を買うことになんの疑問も持たずにお金を持たせてやりました。
 
それからずいぶん後になって、私はお手伝いさんに騙されていたことを知りました。
 
引っ越していった先で断水があったのですが、ちょうどお手伝いさんがいなかったので、夫の車で近くの家までお水を貰いに行きました。
私たちはその家と懇意にさせてもらっているのでタダでくれるのは分かりますが、見ていると、他の人もお金を払っていません。
 
ここの人、親切ね。みんなにタダでお水をあげているわ、と感心する私に、夫は;
お水を売りつけたりしたらあとで爪弾きにされるから、どこの家でもみんなタダでくれるよ。

騙されたぁ

 

2012年11月11日 | カテゴリー : 比喩表現 | 投稿者 : nyamburra

tembea chapuchapu kama kifaru

tembea chapuchapu kama kifaru

サイのように速く歩く という喩えです。

例文;
Mzee Amani hutembea chapuchapu kama kifaru.
Amani老は、いつも速く歩く。

サイって、本当は走るの早いのに、誤解されていますよね。
この kifaru の部分を伏せて、何か動物の名を入れなさいという問題だったら、普通の日本人だと kifaru は入れないですよね。

私は一度追いかけられそうになったことがあります。
ドライバーがあわててリバースで発進させましたが、正直、かなり怖かったです。

 

2012年11月9日 | カテゴリー : 比喩表現 | 投稿者 : nyamburra

chunga mtu kama ng’ombe

chunga mtu kama ng’ombe

直の意味は、ウシのように人を見張る ということで、まるでウシの番をするみたいに常時見張る 、監視するということを表します。

例文;
Babake alimchunga kama ng’ombe.
父親が、いつも彼女を監視している。

アフリカではかなりおおらかに男女交際を認めている、とお思いの方も多いと思いますが、実際はそうでもありません。 民族ごとに差もあるでしょうが、例えばタンザニアのチャガ人の場合、うちの顧問弁護士だった人の話によると、昔は、結婚前の男女に行き過ぎた行為があると、女の子の父親はその子を殺してしまうこともあったそうです。
むろん現行の法律ではそんなことは許されないのですが、昔の慣習法では、無罪、お咎め無しだったそうです。

それが許されると、今の日本、殺されちゃう娘さん、多いかも…

あまり監視しすぎるもどうかと思いますが、棄て育ちも良くないと思います。
まぁ、要は、本人がどこまで自分を律するかでしょうが。

 

2012年11月4日 | カテゴリー : 比喩表現 | 投稿者 : nyamburra